英語との違いは?ドイツ語の特徴を理解しよう!

ドイツ語の特徴を理解する

今回はドイツ語の大まかな特徴を文法・単語・発音という3つの観点から考えてみよう。

この記事は、第二外国語の選択に悩んでいる大学生や、その他、ドイツ語を勉強をしようか迷っている人を対象にしている。つまり、ドイツ語の知識がゼロである人たちに向けて書いている。

* 記事の中で、英語とドイツ語を比較することが何度かあるけど、英語の知識は中学生レベルで充分なはず。

ドイツ語の文法

まずは文法の面からドイツ語を見ていこう!

文法は英語よりも複雑

ドイツ語は言語学の分類では、英語と同じインド・ヨーロッパ語族のゲルマン語派に属する。つまり英語とドイツ語は兄弟のような関係だ。

www.theguardian.comより引用

文法の複雑さについてはドイツ語は英語よりも上だ。それはドイツ語が複雑になったからではなく、英語が簡単になったためだ。

英語の発祥の国であるイギリスは、昔から他国からの侵略も多く、様々な民族が一緒に住んでいた。彼らがスムーズにコミュニケーションを取るために、英語の文法は時代とともに簡略化されていった。

ドイツ語の名詞には性別がある

ドイツ語の名詞には、 男性・女性・中性の3種類の性別がある。有名な「der・die・das」は、この名詞の性別によって使いわけられている。

「車」とか「家」などといった単語が性別を持つというのは、想像するのが難しいけど、名詞に性別があることは、ヨーロッパの言語では結構スタンダードで、ドイツ語が特別な訳ではない。

さらに、der・die・dasは、文章の「てにをは」によって使い分けられる。その使い分けのルールを表にしたのがこれだ。

ドイツ語で中級者以上を目指すなら、この表を頭に叩き込む必要がある。

ドイツ語の動詞は変化する

ドイツ語では、話す内容が現在のことか過去のことかによって動詞が変化する。
これは日本語も同じで、「勉強する」「勉強した」「勉強している」といった具合に、動詞が変化する。

この変化に加えて、ドイツ語ではさらに文の主役によって動詞が変化する

例を見てみよう。

私は今日はドイツ語を勉強します。
Ich lerne heute Deutsch.

彼は今日はドイツ語を勉強します。
Er lernt heute Deutsch.

lernenが「勉強する」にあたる動詞だ。文の主役が「私」のときと「彼」の時で動詞が変化しているのが分かるだろう。

ドイツ語の単語

次にドイツ語の単語について見ていこう。

必要な単語の量

ある言語を日常会話がこなせる程度に学習するなら、数千という数の単語を覚えなければいけない。もし、単語が覚えやすかったり、使い回しが効くならば学習に必要な労力は確実に減る。

この点においては、ドイツ語は若干有利だ。ドイツ語は覚えにくい単語も多いが、使い回しが効くことが多いので、覚える単語の量は少なくて済む

詳しく見ていこう!

単語を組み合わせる

ドイツ語では、新しい単語を作る時に、今までにある単語を組み合わせて作ることが多い。

例えば、辞書を意味するWörterbuchという単語。これは単語を意味するWortと本を意味するBuchが組み合わさって出来た言葉だ。ドイツ語では、このように単語と単語が組み合わさって、新しい単語を作ることが多い

ドイツ語の場合
Wort + Buch ⇒ Wörterbuch

英語の場合
word + book ⇒ dictionary

単語が使い回せる

ドイツ語では、ひとつの単語を複数の品詞として使い回せることが多い。食べ物を意味する名詞Essenを例に見てみよう。

ドイツ語の場合
名詞 Essen 食べ物 ⇔ 動詞 essen 食べる

英語の場合
名詞 food 食べ物 ⇔ 動詞 eat 食べる

ドイツ語と英語、共通の単語は多い

ドイツ語と英語には、似通った単語や共通する単語が多い

例として次のような単語が挙げられる。

ドイツ語 Vater ファーター ⇔ 英語 father ファザー 
ドイツ語 Sonne ゾンネ ⇔ 英語 sun サン

つづりはだいぶ違うものの発音が似ていることから、2つの単語が元は一緒の単語だったことが分かるだろう。

これはドイツ語と英語が同じ祖先を持つこと、両方の言語が同じ時期にギリシャ語などの他の言語から単語を取り入れたことによるものだ。

ドイツ語の発音

最後にドイツ語の発音について見ていこう!

基本はカタカナ読み

ドイツ語の発音は、原則的にローマ字をカタカナ読みすればいいだけなので、英語やフランス語よりも簡単だ。例を挙げてみよう。

カタカナ読みをする例  
Danke ダンケと読む
danke ⇒ da ダ - n ン - ke ケ

ドイツ語特有の読み方もある

ドイツ語の単語の読みは基本的にカタカナ読みだが、それとは違う発音をする単語もある。

カタカナ読みしない例

Einstein アインシュタイン
ei ⇒ アイと読む
Deutschland ドイチュラント
eu ⇒ オイと読む

このようにカタカナ読みとは違う読み方もあるが、ルールはそれほど難しくないので、ドイツ語を3ヶ月くらい勉強すれば自然と慣れてしまうだろう。

RをWの発音は難しい

ドイツ語の発音は英語と比べれば簡単だが、なかには発音が難しい音もある。代表的なのはRの音とWの音だ。

日本語では、LとRの音はともにラ行の音で区別はしないが、ドイツ語ではその2つは明確に区別される。もし間違った発音をしたならドイツ人は理解してくれない。これと同じようにBとWの音の違いもドイツ語では明確に区別される。

こういった音の違いは、すぐに頭で理解できるものでは無く、聞き分けるにはある程度のトレーニングが必要だ。

まとめ

さぁ、ここまで見てきたドイツ語のおもな特徴をまとめよう。

文法

ドイツ語の文法は難しく、身に付けるには結構な時間が掛かる。
ただ、上級者レベルになれば、新しく覚える文法は少ない。

単語

単語は使い回しが効くパターンが多く、また英語と共通や似通った単語が多い。
ただし、名詞には3つの性別があり、それを覚えないと正しい文章は作れない。単語の習得については、中レベルといったところ。

発音

ドイツ語の発音は、他の言語と比べると簡単だ。
ただ、日本人にとっては難しい発音もある。トレーニングは必要。

総合

ドイツ語は最初のうちは覚えることが多く大変だが、それを乗り越えれればそれほど学習のハードルは高くない言語だと言える。

ドイツ語体験コース

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