心理学のドイツ語単語集!フロイト・ユング・アドラーも紹介。

心理学のドイツ語単語集

今回は心理学に関するドイツ語の単語がテーマ!

心理学の用語の中には、”トラウマ”とか”ヒステリー”とかドイツ語を起源とする単語は結構多い。今回はそんな心理学の世界のドイツ語を見ていこう!また、最後にドイツ語圏出身の「フロイト」「ユング」「アドラー」3人の心理学者を紹介したので、そちらも併せて読んで欲しい。

では、見ていこう!

心理学のドイツ語単語

最初に心理学に関係するドイツ語の単語を見ていこう。

心理学全般

心理学f Psychologieプスュヒョロギー
心理療法f Psychotherapieプスュヒョテラピー
精神科f Psychiatrieプスュヒアトリー
精神分析f Psychoanalyseプスュヒョアナルーゼ

症状・概念

不安f Angstアングスト
認知f Kognitionコグニツィオーン
幻覚f Halluzinationハルツィナツィオーン
被害妄想m Verfolgungswahnフェアフォルグングスヴァーン
抑圧f Verdrängungフェアドレングング
トラウマn Traumaトラウマ
強迫観念f Obsessionオプセッショーン
共感f Empathieエンパティー
自己愛m Narzissmusナルツィスムス
ヒステリーf Hysterieヒステリー
カタルシスf Katharsisカタルズィス
投影f Projektionプロイェクツィオーン
防衛機制m Abwehrmechanismusアプヴェアメヒャニスムス

心の病気

拒食症f Magersuchtマーガーズーフト
多動症f Hyperaktivitätヒューパーアクティビテート
神経症f Neuroseノイローゼ
恐怖症f Phobieフォビー
障害f Störungシュトゥールング
f Depressionデプレッツィオーン
夢遊病n Schlafwandelnシュラーフヴァンデルン
解離性f Dissoziativitätディソツィアティヴィテート
分裂病f Schizophrenieシツォーフレニー
躁うつ病f bipolare Störungビーポラーレ・シュトゥールング

有名な心理学用語

日本でも有名な心理学用語について、ドイツ語の観点から解説しよう。

ゲシュタルト崩壊 Gestaltzerfall

ゲシュタルト崩壊は認知心理学で使われる用語で、文字をじぃ~と見てると形がわからなくなってくる現象のこと。
同じ漢字を30秒くらい見ていると、部分の形は認識できるものの全体的なまとまりが理解できなくなってくる。

ドイツ語のゲシュタルト(Gestalt)は単純に「(物の)形状」をあらわす単語。なのでゲシュタルト崩壊は単に「形状崩壊」とも呼ばれる。

ドッペルゲンガー Doppelgänger

ドッペルゲンガーは、ある人物に非常によく似た外見を持つ他人のことをいう。
ドッペルゲンガーは実際に存在する人を指すこともあれば、超常的な幻視の中で見た人も指して使われる。

Doppelは英語のdoubleにあたる単語で「二重」を意味する。この場合のgängerは単純に人という意味になる。

シャーデンフロイデ Schadenfreude

他人が不幸、悲しみ、苦しみに見舞われたとに生じる、喜び、嬉しさといった感情。

Schadenは損害を意味する名詞。Freudeは喜びという意味。

ドイツ語圏の心理学者

心理学の世界でもっとも有名とも言える、ジークムント・フロイト、カール・グスタフ・ユング、アルフレッド・アドラーなどは、20世紀前半に活躍したオーストリア・スイスの出身者である。

*写真はWikipediaより。

ジークムント・フロイト

ジークムント・フロイト
Sigmund Freud
1856 – 1939

ジークムント・フロイトはオーストリアの精神科医で精神分析の創始者。後に紹介するユングやアドラーを親交・師弟関係を持ち、心理学の世界に大きな影響を残した。2020年3月よりNetflixではフロイトを主人公とするTVシリーズ「フロイト -若き天才と殺人鬼-」(原題: Freud)もスタートする。

当時は謎に満ちていたヒステリーの研究に取り組み、人間の「無意識」に焦点を当てる。フロイトは構造論を提唱し、人間の心をイド・自我・超自我の3つの相互作用により説明する。

フロイトはユダヤ人だったのでナチスドイツがオーストリアに進行すると、イギリスに亡命しロンドンで亡くなった。

カール・グスタフ・ユング

カール・グスタフ・ユング
Carl Gustav Jung
1875 – 1961

カール・グスタフ・ユングはスイスの精神科医・心理学者。分析心理学(ユング心理学)の創始者。 国際精神分析協会の初代会長でもある。

ジークムント・フロイトとは親交があったが、志向性の違いから後に決別する。人間の無意識の中に「集合的無意識」を唱え、人類には共通のイメージを持っていると考えた。また、共時性(シンクロニシティ)についても著書の中で記している。

ユングの心理セラピーは、カウセリング主体の手法として日本でも定着している。

アルフレッド・アドラー

アルフレッド・アドラー
Alfred Adler
1870 – 1937

オーストリア出身の精神科医、心理学者。アドラー心理学の創始者。

アドラー心理学は個人心理学(Individualpsychologie)とも呼ばれるが、「人間の悩みはすべて対人関係の悩み」と考え、社会における個人のあり方について考えるもの。心理学の枠に留まらず、哲学、自己啓発、はたまた教育論とも言える内容となっている。

アドラー心理学を解説した本「嫌われる勇気」 (著:岸見一郎・古賀史健) はベストセラーとなっており、その続編にあたる「幸せになる勇気」は、それぞれ「Du musst nicht von allen gemocht werden」「Du bist genug」のタイトルでドイツでも出版されている。