今回は哲学者の名言からドイツ語を習っていこう。
ドイツは数多くの哲学者を輩出し、近代哲学に大きな影響を及ぼしている。今回の記事では、ヨーロッパの哲学者と一緒に、その人達の名言も一緒に紹介したいと思う。
では、見ていこう!
* 今回の記事で使用している写真はすべてwikipediaより転用しています。
目次
古代ギリシャ哲学
まずは哲学をはじめ学問の発祥地、古代ギリシャの哲学者を紹介しよう。
ソクラテス
ソクラテス Sokrates 紀元前469年頃 – 紀元前399年
古代ギリシアの哲学者。
たくさんの弟子を持ち、哲学の祖とされる。
» Ich weiss, dass ich nichts weiss. « 私は私が無知であることを知っている。
» Heirate oder heirate nicht. Du wirst beides bereuen. «
結婚をするべきか、結婚しないべきか。どちらを選ぶにしても、後悔するだろう。
プラトン
プラトン Platon 紀元前427年 – 紀元前347年
古代ギリシアの哲学者。ソクラテスの弟子。
学園(アカデメイア)を設立。
» Der Körper ist das Grab der Seele. « 肉体は魂の墓場。
アリストテレス
アリストテレス Aristoteles 前384年 – 前322年
古代ギリシアの哲学者。プラトンの弟子。
西洋学問の祖と称される人物。アレクサンドロス大王の家庭教師。
» Unser Charakter ergibt sich aus unserem Benehmen. «
我々の性格は、我々の行動の結果なり。
» Der Anfang ist die Hälfte des Ganzen. «
始めがうまくいけば全体の半分は出来ている。
近代哲学
ここから先は近代の哲学者を見ていこう。ここではフランスとドイツの哲学者を紹介している。
デカルト
ルネ・デカルト René Descartes 1596 – 1650
フランス生まれの哲学者。
「近代哲学の父」と称される。
» Ich denke, also bin ich. «
我思う、ゆえに我あり。
解説はWikipediaより。
自分を含めた世界の全てが虚偽だとしても、まさにそのように疑っている意識作用が確実であるならば、そのように意識している我だけはその存在を疑い得ない。
https://ja.wikipedia.org/wiki/我思う、ゆえに我あり
イマヌエル・カント
イマヌエル・カント Immanuel Kant 1724–1804
プロイセン王国の哲学者。
宗教と学問の分離を訴えた。
» Wer sich zum Wurm macht, kann nachher nicht klagen, wenn er mit Füßen getreten wird. «
もし虫けらのように振る舞うのならば、踏み付けられても文句を言ってはならない。
» Die Grausamkeit gegen die Tiere ist der Pflicht des Menschen gegen sich selbst entgegengesetzt. «
動物に対して残酷な人は、人間関係においても容赦ない。我々は動物の扱い方によって、その人の心を判断することができる。
カール・マルクス
カール・マルクス Karl Marx 1818–1883
プロイセン王国出身の哲学者・経済学者。
» Der wirkliche Reichtum eines Menschen ist der Reichtum seiner wirklichen Beziehungen. «
豊かな人間とは、自身が富であるような人間のことであって、富を持つ人間のことではない。
フリードリヒ・ニーチェ
フリードリヒ・ニーチェ Friedrich Nietzsche 1844–1900
プロイセン王国プロヴィンツ・ザクセン出身。
実存主義の先駆者、ニヒリズムの産みの親。
» Gott ist tot. «
神は死んだ。
哲学のドイツ語単語
最後に哲学に関係するドイツ語単語を確認して記事を締めくくろう。
哲学 | f Philosophie | フィロソフィー | |
哲学者 | m Philosoph | フィロソーフ | |
名言 | n Zitat | ツィタート | |
命題 | f These | テーゼ | |
アンチテーゼ | f Antithese | アンチテーゼ |