【独検】ドイツ語検定5級。絶対に合格したい人のための4つのチェック項目!

この記事では、ドイツ語検定(以下、独検)5級の概要や押さえておきたいポイントを確認していきたいと思う。

この記事は以下のような人には特にオススメだ。

  • 独検5級は受けておくべき試験なのか、また、自分にとって最適なレベルなのか知りたい人。
  • すでに独検5級を受験する予定でベストな勉強方法を知りたい人。
  • 独検5級を間近に控えていて、最後の得点アップを狙いたい人。

独検5級は合格率が95パーセントを越える難易度が低めの語学検定。今までにドイツ語の基礎を地道に築きあげてきた人ならば難なくクリアできる試験だ。

とは言え、少しでも多くの点を獲得してドイツ語に対する自信に繋げよう!


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試験の概要

まずは独検5級の概要(必要レベルの把握・試験の科目など)を確認しよう。
すでに申し込みを終えた人はこの章を飛ばしてもらって大丈夫だ!

試験のレベルと対象者

独検5級に合格するために必要な能力の目安は以下の通り。

  • 初歩的なドイツ語を理解し,日常生活でよく使われる簡単な表現や文が運用できる。
  • 挨拶の表現が適切に使える。自分や他人を簡単に紹介することができる。
  • 広告やパンフレットなどの短い文の中心的な内容が理解できる。
  • 必要に応じて簡単な数字やキーワードを書き取ることができる。
  • ドイツ語の授業を約30時間(90分授業で20回)以上受講しているか,これと同じ程度の学習経験のある人。
  • 語彙550語

独検公式サイトより引用

テストの構成と解答形式

独検5級は「筆記試験」と「聞き取り試験」から構成される。数を記入する問題を除いてすべての問題は選択問題となる。

試験時間はそれぞれに以下の通りだ。

  • 筆記試験 – 40分
  • 聞き取り試験 – 20分

配点と合格点

配点は一つの正解ごとに1律で3点が配点される。

  • 筆記試験 – 26問 ✖️ 3点
  • 聞き取り試験 – 10問 ✖️ 3点

合格に必要な点数は試験の度に異なる。必要な点数の算出方法は公表されていないのではっきりとした事は言えないが、試験の平均点が高い時は合格最低点も高い傾向にあり、60点から75点の間がおおよその合格点となる

独検は合格・不合格の通知だけが送られてくるシステムとなっているので、自分が獲得した点数はわからない。

独検5級は毎年、夏と冬に試験が行われる。試験日程・費用・会場などについては独検の公式サイトを参考にしてほしい。

独検 (ドイツ語技能検定試験) 公式サイト :: http://www.dokken.or.jp

合格のための4つのチェック項目

それでは、独検5級になんとしても合格したい人たちが確認しておくべき4つのチェック項目を見ていこう!

  • 充分な数の語彙を覚えているか?
  • 基本的な文法は理解しているか?
  • 挨拶などの定型表現は身についているか?
  • 簡単な会話が聞き取れるか?

特に「聞き取り」については多くの人が不安に感じる部分だと思うので詳しく見ておこう!

必要な語彙を確認する

どの言語にも共通して言えることだが、語学の試験ではある程度の量の語彙を覚えていなければ、合格することはまず無い。

独検5級では、合格するための目安として550語もの語彙が必要とされている。「550」と聞いてあまりもピンと来ない人が多いかもしれないが、一週間程度の勉強で覚えれるような量ではないのでコツコツと時間を掛けて覚えていこう!

以下の記事では、ドイツ語学習者がまず最初に覚えたい単語200語を紹介している。この記事でどの程度の単語を覚えているかチェックしてみよう

独検5級では単語の発音も問題として出題される。単語の発音を身につけたい人はこちらの動画を参考にしてほしい。

https://www.youtube.com/watch?v=LwVQku1U4n4&t=115s

語彙を効率よく増やす方法としては、家にある持ち物に付箋を貼ることをオススメする。単語の性別ごとに異なる色の付箋を使えばより効率よく単語を覚えることができるぞ!

基本的な文法を確認する

独検5級では、ドイツ語の核といえる基本的な文法がしっかりと理解できているかが試される。特に以下の3つの文法事項は確実にマスターしておきたい!

冠詞(定冠詞と不定冠詞)

der, die, dasein, eineなど。

定冠詞と不定冠詞の表はこの記事で確認してほしい!

動詞の人称変化

ドイツ語では主語となる名詞によって動詞の語尾が変化する。
(例)ich komme、du kommst、er kommtなど

人称変化を復習したい人はこの記事をどうぞ。なお、人称変化のルールは「テストテンテン」と覚えよう

疑問文 / 疑問詞

ドイツ語の疑問文は動詞を文の先頭に持っていくことによって作られる。

wann, wo, werなどのいわゆる「6w」は疑問詞と呼ばれ確実に覚えておきたいところだ。 

挨拶などの表現を身につける

独検5級では、ダイアログ(会話)を読んでその内容について答える問題や空欄にあてはまる文を選ぶといった問題も出題される。

ここでは、挨拶や呼びかけといった定型表現を覚えていることが問題を解く上での鍵となる。自分の知らない表現が無いか確認しておこう

また、その他にも広告や案内を読んでその内容を読み解くという問題もある。これらの問題はミスを誘うような問題も多く正しく読み解ける理解力が試される

特に買い物をテーマにした問題はよく出題されるので、よく使う表現を確認しておこう!

聞き取りのトレーニングをする

おそらく独検5級においてもっとも多くの人が不安に感じているのが聞き取り問題だろう。ここでは特に丁寧に第1部、第2部、第3部、それぞれの攻略方法を解説したい。

第一部

第一部は4つの絵を見て、読み上げられた文の内容にもっとも適した絵をひとつ選ぶ形式となっている。

ここでの攻略法は問題用紙を開いたら素早くそれぞれの絵に目を通し、あらかじめ関連するドイツ語単語を思い浮かべておくということだ。(例えばビールの絵を見たら「Das Bier」といった具合に)

文を読み上げたらどれが適切な絵かすぐに見つけられるだろう。なお、文は計3回読み上げられる。

第二部

第二部は聞き取り問題の中でもっとも難しいだろう。ここでは比較的長い会話を聞いて、その後、3つの質問に答えるという問題形式となっている。

攻略の鍵となるのは最初に各問題の選択肢を読んでおき、どのような質問がくるかある程度予測しておくことだ

ここでも会話と質問文は3回読まれる。3回目に聞くころには細部まで内容が聞き取れるようになっているだろう。

第三部

第三部では短い会話を聞きもっとも適した内容を選択肢から選ぶという問題だ。ここでは選択肢は日本語で書かれている。

著者の感じたところでは、第三部は二部よりも簡単かと思う。会話を聞いて「何について話しているか?」ということだけ理解できれば正解が選べるからだ

この問題でも会話は計3回聞くことができる。

聞き取りの教材

聞き取りについてはやはりドイツ語の会話をよく聞いて耳をドイツ語に慣らしておくことが必要だが、独検5級レベルでは適した練習教材を見つけるのも難しいだろう。

以下の記事では当サイトがオススメするドイツ語のYouTubeチャンネルを紹介しているので、自分のレベルにあった聞き取り教材を見つけるための参考にしてほしい!

独検5級対策にオススメの参考書

最後に当サイトがオススメする独検5級の参考書を紹介しておこう!

独検合格のためだけに作られた参考書「ノイ」。「発音」「文法」「会話文」「読解」と分野別にトレーニングでき、確実に合格へと導いてくれる独検のガイドブックと言える一冊だ

次に紹介したいのが独検の過去問題集。この本は独検5・4・3級の過去問題のみならず回答の解説や過去の合格点なども掲載されている。独検を受験するなら絶対にもっておきたい一冊と言えるだろう

単語の学習には超定番のキクタンシリーズ。キクタンにはなんと独検5級レベルに対応したものもある。ナレーションにも定評があるキクタン。この本もできれば入手しておきたい!

今回の記事はここまで。君たちの健闘を祈っているぞ!


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ABOUTこの記事をかいた人

ベルリンに住むドイツ語研究が趣味のお兄さん。2009年よりベルリンに住むベルリナー、本当は名古屋出身。 通算で2年ほどドイツ語学校に通い、上級レベルにあたるドイツ語C1試験に合格済み。2年6か月の職業訓練(Ausbildung)を終えたのち、ドイツ企業で医療系ソフトウェアの開発に従事する。