今回はドイツ語での疑問文の作り方とその答え方を習っていこう。
疑問文の答え方は日本語を母国語とする人にとって、紛らわしい部分があるので気を付けよう。
目次
疑問文を作ってみる
ドイツ語で疑問文を作るときは、動詞を文の先頭に移動する。
例文で見てみよう。まずは通常の文から。
Du bist Japaner.
あなたは日本人です。
これを疑問文にすると動詞が文の先頭に来る。
Bist du Japaner?
あなたは日本人ですか?
英語と同様に、語尾のイントネーションを高くして疑問文であることを強調しよう!
助動詞を含む疑問文
助動詞を使った文では、動詞が2番目のポジションと文末に分かれたね。
こういった場合も疑問文の作り方は同じで、2番目にある動詞が文の先頭にくる。
Ich darf hier mit dem Auto fahren. ここでは車を運転してもいい。 ⇩ Darf ich hier mit dem Auto fahren? ここでは車を運転してもいいですか?
Du kannst mir diese Frage beantworten. 君はこの質問に答えることができる。 ⇩ Kannst du mir diese Frage beantworten? 君はこの質問に答えることができますか?
疑問文への答え方
基本的な答え方
疑問文の受け答えは「はい」ならJa, 「いいえ」ならNeinとなる。
なお、あまりオフィシャルな答え方では無いが、どちらとも言えないもしくは、どちらとも言えるような場合はJeinと答えることもできる。
否定疑問文への答え方
質問が否定を意味するnichtやkeinを含む場合、答え方に注意が必要だ!
例を見てみよう。
Hast du kein Geld?
お金を持っていないんですか?
街中で誰かにこう尋ねられたと想像してみよう。
日本語では以下のように答えるはずだ。
- 君がお金を持っている場合
「いいえ、わたしはお金を持っています!」 - 君がお金を持っていない場合
「はい、わたしはお金を持っていません!」
これがドイツ語の場合は以下のようになる。
- 君がお金を持っている場合
Doch, ich habe Geld.
いいえ、わたしはお金を持っています!
- 君がお金を持っていない場合
Nein, ich habe kein Geld.
はい、わたしはお金を持っていません!
否定疑問文で尋ねられて、それを肯定する場合、日本語は「はい」と答えるがドイツ語では「nein」となるので気を付けるように。
dochは疑問否定文を否定するときに使える単語。
最初のうちはかなり混乱すると思う。
うまく伝わってるか心配な時は、Ja、neinのみで答えずに、完全な文で答えるようにしよう。
まとめ
- ドイツ語の疑問文を作るときは、動詞を文の先頭に移動する。
- 受け答えは、基本的にJaかNeinでおこなう。
- 否定疑問文への受け答えは、日本語と違うので混乱しやすい。慣れるまではなるべく完全な文で答えるようにしよう!