ドイツ語の分離動詞!分離・非分離の見分け方。

分離動詞と前綴り

今回はドイツ語の分離動詞について勉強していこう!

分離動詞はその名の通り、ひとつの単語を文中で分離させて使う動詞のことだ。長い文の中で単語を分離して正しい位置に配置するのは簡単ではない。

では、しっかりと勉強していこう!

分離動詞とは?

今回は例文から見ていこう。

Ich kaufe im Supermarkt ein.

今までに習ったことから考えると、この文では2番目の位置にあるkaufenがこの文の動詞となるね。しかし、文の最後についてるeinはなんなのだろうか、もちろん「1つのスーパー」ということではないぞ。

実はこれが分離動詞で、この文の動詞はkaufen(買う)ではなくeinkaufen(買物をする)なんだ。

einkaufenのうちのeinは前綴り(Vorsilbe)と呼ばれ、文中では文の最後に配置される。

分離動詞と非分離動詞

前綴りの付いた動詞のことを総称して複合動詞(zusammengesetztes Verb)と呼ぶ。

複合動詞には分離するものとしないものがある。分離するものは分離動詞(trennbares Verb)、分離しないものは非分離動詞(untrennbares Verb)と呼ばれる。

分離動詞の前綴り

以下の前綴りを持つ動詞は常に分離する。

abanaufausbeifortherhinlosmitnachvorwegzuzurück

分離動詞の例

einkaufenアインカウフェン買い物する
aufhörenアオフホーレンやめる
mitbringenミットブリンゲン持っていく
anfangenアンファンゲン始める
anrufenアンルーフェン電話する
zumachenツーマッヒェン閉じる

分離動詞を使った例文

分離動詞を使った例文を見ていこう。

Morgen bringe ich meine Bücher mit. 
明日僕の本を持ってくるよ。
Ich fange meine Arbeit an. 
自分の仕事を始めるよ。

分離しない前綴り

以下の前綴りを持つ複合動詞は分離しない。

複合動詞全体でみると、分離する動詞のほうが多いので、分離しないパターンの前綴りを覚えたほうが楽だ。

beempentergemissverzer

なお、95%の非分離動詞は be・ent・er・verで始まる。

非分離動詞の例

bezahlenベツァーレン支払う
empfangenエンプファンゲン受け取る
empfindenエンプフィンデン感じる
erkennenエアケネン見分ける
erzählenエアツェーレン話す
gehörenゲホーレン~のものだ

非分離動詞を使った例文

非分離動詞を使った例文を紹介しよう。

Ich erkenne sie nicht.
彼女が誰かわからないね。
Er erzählt von seiner Kindheit.
彼は子供時代を語った。

分離・非分離の前綴り

以下の前綴りを持つ動詞は、動詞の意味によって分離する事としない事がある。

durchhinterüberumuntervollwiderwieder

überfahrenという単語を例に説明しよう。
überfahrenには「(反対側へ)渡る」という意味と「(車で)轢く」という意味がある。

「渡る」という意味で使われる場合は、単語は”über”と”fahren”に分割される。「轢く」という意味で使う場合は分離しない。

前綴りの役割

前綴りは動詞の意味を明確にするものと、動詞の意味を変化させるものがある。

動詞の意味を明確にするもの

kaufen 買う ⇒ einkaufen 買い物する
schlafen 寝る ⇒ verschlafen 寝坊する

左と右を較べてみると、右側はより意味が明確になってることがわかるはずだ。

動詞の意味を変化させるもの

haben 持っている ⇒ vorhaben 企む
sehen 見る ⇒ aussehen 見える

vorhabenは、habenの本来の意味を変えてしまったのがわかるだろうか。

habenとvorhabenを使った例文を見てみると

Was hast du? 
何を持ってるの?
Was hast du vor? 
何か予定はある?

と大きく意味が変わってるのがわかるはず。

分離動詞を含む文では、最後の単語によって、文全体の意味が大きく変わることがあるので、文は最後までよく聞くようにしよう!

まとめ
  1. 前綴りを持つ動詞は複合動詞と呼ばれ、文中で分離するものは分離動詞、しないものは非分離動詞と呼ばれている。
  2. 分離動詞が分かれるときは、前綴りの部分が文末に移動し、動詞の元は2番目のポジションに残る。
  3. 分離しない前綴りのほうが少ないので、分離しないものを覚えよう。