ドイツ語でタンデムをしよう!おすすめのアプリと注意点。

ドイツ語でタンデムをしよう!

君はドイツ語の勉強にタンデムをした経験はあるだろうか?

「タンデム」は母国語の異なる2人の人がペアとなり、お互いの言語を教え合うことを指す。タンデムをドイツ語学習に取り入れれば、楽しみながらドイツ語能力を飛躍的に伸ばすことが可能だ。

この記事では、人気のタンデムアプリ、タンデムパートナーの探し方や気をつけるポイントなどについて、自分の経験を含めながら書いてきたいと思う。

では、見ていこう!

タンデムとは?

タンデムは「二人組」を意味する単語で、母国語の異なる2人の人がペアとなりお互いの母国語を教え合うことを指す。ドイツ語のタンデムをおこなう場合は、基本的にドイツやオーストリアなどドイツ語圏出身の人とペアを組みことになる。

タンデムではカフェやバーなどで面会してレッスンをすることが多い。しかし、オンラインでのチャットなどでタンデムをすることも可能。アイデアしだいでお金を掛けずに楽しく勉強できてしまうのがタンデムのいいところだ!

オススメのタンデムアプリ

タンデムアプリと一言で括っても、SNSに近いものからパートナー探しに特化したものまで色々ある。ここではおもなタンデムサービスとそのコンセプトを紹介しよう!

Hello Talk

「Hello Talk」トップ画面

URL: https://www.hellotalk.com

「Hello Talk」はSNSに近い印象のタンデムアプリ。

自分の近況やドイツ語に関する質問を気軽に書き込むことができるのが特徴。アクティブなユーザ数もかなり多く、コミュニティが盛んで頻繁にレスがもらえる。

FacebookのようなSNSを使うような感覚で、気兼ねなく使うことができるオススメのアプリ

Speaky

「Speaky」トップ画面

URL: https://www.speaky.com

「Speaky」はメッセージのやり取りに重きをおいたタンデムアプリ。

ドイツ語の勉強では話すことと同じくらいに書く練習が重要!書くことに重きをおく「Speaky」のコンセプトはドイツ語の学習にピッタリだ

コミュニティは活発でどんどんメッセージが来るので、内気な人もすぐにパートナーを見つけることができるはず!

tandem

「tandem」トップ画面

URL: https://www.tandem.net/ja/learn-german-online

「tandem」はその名の通りをタンデムをしたい人が集まるサイト&アプリ。会員になるためには審査があるので、安心して利用することができる

世界的に人気なサービスで会員数はとても多いが、アプリは有料会員にならないと使えない機能が多い。会員料金は月に200円から800円程度とそれほど高くはない。

タンデムパートナーの探し方

アプリ以外にもタンデムパートナーを探す方法はある。

日本でパートナーを探すのは難しい?

日本に住みながらドイツ語のタンデムパートナーを見つけるのは結構難しい。

日本に滞在しているドイツ語圏の人(ドイツ人・オーストリア人など)は非常に少ない。2019年の「在留外国人統計」によると日本に住むドイツ人はわずか「7301人」。(一方、ドイツに住む日本人国籍者は4万人以上!)

さらに7000人ほどの中で、いま現在、日本語を積極的に勉強している人はそれほど多くない。そして、その人達の多くは東京・大阪・名古屋などの大都市に住んでいると思われる。

貼り紙を使って募集する

アナログなやり方ではあるけど、貼り紙を使ってタンデムパートナーを探すのは効果的!

日本に住んでいる人であれば日本語学校の掲示板。ドイツに住んでいる人であれば大学の構内やアジア系のスーパーなどに貼り紙を貼らせてもらう。

貼り紙は正しい場所に貼れば、タンデムパートナーを探すための有効な手段となる!

シュタムティッシュで探す

ドイツに住んでいる人はシュタムティッシュを利用しよう。

シュタムティッシュ(Stammtisch)とは、ドイツで開かれている同じ趣味や興味を持つ人達の集まり。月に1回などと決まった間隔で、カフェやバーなどで開催されることが多い。

ベルリンなどの大きな都市では、日本人とドイツ人の交流のためのシュタムティッシュが開かれている。

シュタムティッシュでダンデムパートナーを探せば、人柄や日本語能力を知ったうえで相手を選ぶことができるのでオススメだ

タンデムをする際の注意点

次にタンデムをおこなう際の注意点は以下の3つだ。

  • 語学レベルの近い人を探す。
  • 自分達でルールを決める。
  • ナンパ目的の人には気を付ける!

語学レベルの近い人を探す

タンデムをするうえで語学レベルの釣り合う人をパートナーに選ぶことは非常に重要だ

語学の練習のためとはいえ「先週末は何をしたか?」といった基本的な日常会話ができてない段階では、直接会ってタンデムをするのは避けよう。

経験上、ひとつの単語を探すの10秒掛かってしまうような状況では会話を楽しむことは不可能だし、タンデムパートナーにも気まずい思いをさせることになる。

相手の日本語レベルもちゃんと確認しておこう。日本語の初心者に文法の基礎から日本語を教えるのは、日本語教師で無い限り非常に難しい。

自分達でルールを決める

タンデムをおこなう際は、あらかじめ話し合って自分達のルールを決めておこう。

タンデムの失敗で多いのが、いつのまにかどちらかの母国語でずっと話すようになってしまうこと。30分おきに話す言語を交替するなどといったルールを決めて、どちらかの言語で話し続けることが無いようにしよう。

また、どのタイミングで間違いを指摘するかなどについても一度話し合っておくといい。文法や発音のミスを指摘するのは誰にとっても気が引けるもの。とはいえ本当に学力の向上を目的とするなら、ミスも指摘しあえるようになったほうがいい。

ナンパ目的の人に気を付ける

タンデムパートナーを探している人の中にはナンパ目的の人も少なくない。

「怪しい人は相手にしない。」「嫌なことははっきりと言う」といった心がけを持ったうえでタンデムを楽しんでほしい。

まとめ|ドイツ語でタンデム

さて、今回はドイツ語のタンデムについて書いてきた。この記事をきっかけにタンデムを始める人が増えてくれたらうれしい!

理想のタンデムパートナーを見つけるのはなかなか難しいが、タンデムはドイツ語を勉強するうえで有効な手段だ!

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ABOUTこの記事をかいた人

ベルリンに住むドイツ語研究が趣味のお兄さん。2009年よりベルリンに住むベルリナー、本当は名古屋出身。 通算で2年ほどドイツ語学校に通い、上級レベルにあたるドイツ語C1試験に合格済み。2年6か月の職業訓練(Ausbildung)を終えたのち、ドイツ企業で医療系ソフトウェアの開発に従事する。