最初の難関!?4格の表現を覚えていこう。

4格の表現

名詞と動詞についてならってきたので、今回は目的語を覚えてよりちゃんとした文を作れるようになっていこう。
目的語とは、日本語でいうところの「~に」や「~を」にあたる単語だ。

2種類の目的語、3格と4格

ドイツ語には2種類の目的語があり、それぞれ3格、4格と呼ばれる。

3格は文法用語では与格  (Dativ ダーティフ)と呼ばれる。
4格は対格とも呼ばれ、(Akkusativ アクザティーフ)となる。

ドイツ語の授業に現在通っているならば、先生が使う呼び名で覚えるのがいいと思うぞ。このサイトでは、一番馴染みやすい3格、4格という呼び名で統一するぞ。

まずは4格を取る例から

ドイツ語の動詞は3格を取るか4格を取るかおおむね決まっている。
中には3格・4格の両方を使って文を作るパターンや、特定の前置詞とセットで使われる動詞もある。

多くの動詞が4格のほうを取るので、今回の記事では4格を説明しよう。
4格は日本語の「~を」にあたる表現だが、当てはまらないパターンも多いので、目安程度に考えておこう。

動詞kaufenを使って例を見ていこう。

Ich kaufe ein Buch. イッヒ・カウフェ・アイン・ブーフ
本を一冊買います。

この文では不定冠詞のeinを使っている。

どの本を買うのか話から特定できる場合は、

Ich kaufe das Buch.  イッヒ・カウフェ・ダス・ブーフ
(その)本を買います。

と定冠詞dasを使おう。

名詞の性別による冠詞の語尾変化

今度はkaufenで買う物を変えてみよう。

Ich kaufe einen Stift.   イッヒ・カウフェ・アイネン・シュティフト
ペンを一個買います。

Ich kaufe eine Zeitung.  イッヒ・カウフェ・アイネ・ツァイトゥング
新聞を一部買います。

Ich kaufe ein Buch. 本を一冊買います。

eineneineeinと不定冠詞の語尾が変わっている。
これは、Stift -> 男性名詞、Zeitung -> 女性名詞、Buch -> 中性名詞、と買う対象の名詞の性別が変わっているからだ。

つまり、ドイツ語で正しい文を作るには、まず名詞の性別がわからないといけないという訳だ。なお、このサイトでは、名詞を紹介するときは常に性別のシンボルと共に紹介しているぞ。

冠詞の変化のパターンを表にまとめる

まずは定冠詞のパターンから。
1格は基本となるパターンで、おなじみのderdiedasとなる。

1格4格
男性名詞derden
女性名詞diedie
中性名詞dasdas
複数形diedie

次に不定冠詞のパターン。

1格4格
男性名詞eineinen
女性名詞eineeine
中性名詞einein

不定冠詞には複数形のバリエーションがない。複数形で表現したい場合は、

Ich kaufe Bücher. イッヒ・カウフェ・ブッヒァー
本を(何冊か)買います。

という要領で、不定冠詞を省略しよう。

この2つの表をよく見てみよう。
そう、男性名詞だけがderからdenに、またeinからeinenに変化するんだ。

他の動詞を使って練習してみよう

Ich finde eine Katze.  イッヒ・フィンデ・アイネ・カッツェ
私は猫を見つける。

Katzeは女性名詞なのでeineとなる。

Du siehst den Mond.  ドゥー・ジースト・デン・モント
君は月を見ている。

siehstはsehenが不規則に変化した形だ。
Mondは男性名詞。月は1つしかないので、慣用的に不定冠詞ではなく定冠詞を用いる。

Er bringt ein Geschenk. エア・ブリンクト・アイン・ゲシェンク
彼はプレゼントを持ってくる。

Geschenkは中性名詞だ。

まとめ
  1. ドイツ語には3格と4格という2種類の目的語がある。
  2. 動詞によってどちらの格を取るかおおむね決まっていて、多くの動詞は4格を取る。
  3. 4格では対象が男性名詞の場合のみ、冠詞の語尾が変化する。