今回はドイツ流の手紙の書き方を学びながら、必要となるドイツ語の単語やフレーズを覚えていこう。
今では手紙を送る機会は減ってしまった、やはり手書きの手紙はもらうとうれしいもの。ドイツ人の友人がいる人は、ぜひドイツ語で手紙を書いてみよう!
では、見ていこう!
目次
宛名の書き方
ドイツでの宛名の書き方を下の例を参考に勉強しよう。
これは日本からドイツへ手紙を送る場合の例だ。
ドイツ流に宛名を書く場合には、 封筒(ハガキ) を横に倒した状態で書く。
① 差出人
封筒(ハガキ) の左上に、差出人の名前と住所を書く。
手紙がドイツには到着したものの宛先の住所まで届けられなかった場合を想定して、住所と名前はローマ字表記で書いておいたほうが無難だ。
② 宛名
封筒(ハガキ)の中央もしくは右下に受取人の住所と名前を書く。
“Empfänger”の部分はAnと評してもOK。
WGに住んでいる人やホームステイしている人を宛名にする際には、「z.Hd.」(zu Händenの略)を使おう。これは日本語での「~様方」にあたる表記だ 。
③ 切手
封筒(ハガキ)の空いている場所に切手を貼る。
海外に向けて手紙を配送する場合は、郵便局まで手紙を持っていきそこで精算してもらったほうが無難だろう。
④ Air Mail
手紙を海外へ向けて配送する場合は、封筒(ハガキ)の隅にAir Mailと書いておくといい。
本文の書き方
次に手紙の本文の書き方をサンプルの手紙を参考にしながら勉強していこう。
この手紙はドイツのハイデルベルグで語学留学をしていた大学生が、かつてのホストファミリー(Gastfamilie)に向けて書いたもの。
① 日付と場所
この手紙を書いている場所と日付をドイツ式の書き方で記そう。
通常は都市名・日にち・月・年の順番で書く。
② 相手の名前を書く
相手の名前は、フォーマルな手紙ではSehr geehrteで始めるの基本だけど、親しい相手の場合は、Liebe Frau Nachname / Lieber Herr NachnameもしくはHallo, Vornameで始めてもいい!
③ 本題
ここから本題に入る。
文章は3つか4つの段落に分けると読みやすい。
④ 挨拶と名前
最後に相手への挨拶と自分の名前を付け加えよう。
手紙にまつわる単語集
最後に手紙にまつわるドイツ語単語も覚えておこう!
手紙全般
まずは手紙に関するドイツ語単語から。
手紙 | m Brief | ブリーフ |
封筒 | m Umschlag | ウムシュラーク |
ハガキ | f Postkarte | ポストカーテ |
切手 | f Briefmarke | ブリーフマーケ |
ポスト | m Briefkasten | ブリーフカステン |
発送元 | m Absender | アプセンダー |
受取人 | m Empfänger | エンプフェンガー |
ドイツ郵便のホームページだ。
送料などはこちらのサイトで確認しよう。
文章の構成要素
最後に、覚えておくと便利な文章の構成に関連する単語も紹介しておくぞ。
文 | m Satz | ザッツ |
段落 | m Abschnitt | アプシュニット |
敬辞 | f Anrede | アンレーデ |
行 | f Zeile | ツァイレ |
改行 | m Zeilenumbruch | ツァイレンアプブルヒ |
締めくくり | m Abschluss | アプシュルース |
まとめ | ドイツ語で手紙を書く!便箋や封筒の使い方を解説。
さて、今回はドイツ語の手紙の書き方を勉強してきた!
最近はでは手紙を書く機会は減ってきたと思うが、親しい人から手書きの手紙をもらえるのは誰でもうれしいもの。誕生日やクリスマスの際には手紙を送ってみることを検討してみてはどうだろう?
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