ここで差が出る! 3格の表現を身につけよう。

3格の表現

前回は目的語のひとつである4格について勉強したね。
今回はもうひとつの目的語3格を習おう。

3格とは

3格は与格とも呼べれ、4格とともに目的語にあたる表現だ。
3格は強いて言うならば、日本語の「~に」にあたる場合が多いが、動詞によって3格を取るか4格を取るかは、おおむね決まっている。

日本語の文から適切な格を推測するのではなく、どちらをとる動詞なのかを知る必要があるぞ。

3格の冠詞の語尾変化

定冠詞の語尾変化表

定冠詞の3格の語尾変化を、前回習った4格と一緒に確認しよう。

1格3格4格
男性名詞derdemden
女性名詞diederdie
中性名詞dasdemdas
複数形diedendie

3格ではすべての性別で語尾が変化するぞ。

不定冠詞の語尾変化表

次に不定冠詞の語尾変化を見てみよう。

1格3格4格
男性名詞eineinemeinen
女性名詞eineeinereine
中性名詞eineinemein

上からmrmと、不定冠詞も定冠詞も同じパターンで変化してくのがわかったかな?

冠詞を使った3格の例

代表的な3格を取る動詞、folgenhelfengehörenを使って例文を作ってみよう。

Ich folge der Katze.  
僕は猫を追いかける。 
Ich helfe einem Junge.
僕は一人の若者を手伝った。
Das Auto gehört einem Nachbarn. 
その車は隣人のものだ。 

日本語に訳してみると、3格にあたる単語は「~に」ではなく、「~を」になるパターンが多い。

ドイツ語では、動詞によって3格を取るか4格を取るかおおむね決まっているので、動詞とともにどちらを取るのか一緒に覚えてしまおう。

頭の中で日本語の文を作って、それをドイツ語に直すと間違った格を使ってしまうぞ。

3格の人称代名詞

3格では人称代名詞を一緒に使うことが多い。3格をとる動詞には「答える」とか「感謝する」とか、人が対象になる単語が多いからだろう。

というわけで、3格に関しては人称代名詞の変化を重視して覚えておくように!

人称代名詞の変化

人称代名詞の3格と4格のかたちは以下の通りだ。

基本的な人称代名詞

1格3格4格
ichmirmich
dudirdich
erihmihn
彼女sieihrsie

複数形の人称代名詞

1格3格4格
私たちwirunsuns
君たちihreucheuch
彼らsieihnensie

人称代名詞を使った例文

例文を作ってみよう。今回はantwortendankengratulierenを使うぞ。

Du antwortest mir. 
君は僕に答えた。
Ich danke euch.  
私は君たちに感謝する。 
Meine Eltern gratulieren mir. 
私の両親は私を祝った。 

3格・4格を両方使うパターン

Ich schenke ihr ein Geschenk. 
私はプレゼントを彼に送ります。 
Ich gebe euch einen Rat.
君たちにいいアドバイスをあげるよ。 

3格・4格の両方をひとつの動詞に対して使う場合、常に3格の単語が4格の単語の前に来るぞ。

まとめ
  1. 3格を取る動詞決まっているので、動詞を覚えるときに一緒に覚えよう。

  2. 3格は冠詞よりも人称代名詞として使われることが多い。

  3. 3格と4格の両方を使う場合は、3格が4格より前にくる。